明治の頃より4代続く和菓子屋「近江屋本舗(おうみやほんぽ)」。愛知県岡崎市の地で100年以上の間、地域の皆様に愛されてまいりました。当店が大切にしているのは、時代の流れを汲んだ商品を、伝統的な製法でお作りすることです。
季節ごとの節句や慶事はもちろん、日常でも親しまれるお菓子だからこそ、日々にそっと寄り添えるように。
こんな考えのもと、これからも真面目に歴史を紡いでゆきます。
近江屋本舗では、店舗に隣接した自社工場で毎日のようにあんこを作っています。既製品を使うことが多くなった今日でも、変わらず全て手作業で作るのが私たちの信念。お菓子一つ一つに合う硬さになるまで、一日をかけて丁寧に練り上げます。熟練した職人だからこそ織り成せる美味しさを、ご賞味ください。
小豆をしっかりと濾して、苦味や雑味を取り除きます。そして機械を使わずにあんこの状態を人の目で見極め、具合を調整。ほんのりとした渋みを好む関西と、まろやかさを好む関東の特徴の、良いとこどりをした風味にしています。
職人が1日がかりでつくる「こしあん」。渋をとった小豆を炊き上げ濾し、水でさらして皮と実を分け、純度の高い生あんができるまで繰り返す...何十年も研究し続けてたどり着いた配合で最高級の砂糖を合わせ、なめらかに仕上げています。
餡を包む餅(求肥)も、和菓子において妥協できない重要なもの。一口に求肥と言っても、数種類のもち粉と砂糖を使い分け、商品の特性によりその配合も一つ一つ変えています。こしや粘り、なめらかさ...一番美味しくなるバランスを追求して、それぞれ異なるやわらかさに仕上げています。
100円(税込)
近江屋本舗の真髄をシンプルにお伝えできるのが、創業当時から100年以上変わらぬ味でご提供しているこのお饅頭です。ぎっしりとあんこを包むのは、口の中で溶けるほど薄く仕上げた生地。伝統的な製法を極めた職人ならではの、技が光るお菓子です。